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東京

変貌を遂げる秋葉原

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「電車男」のヒットや「萌え」ブームの拠点として、俄然、注目度が増している秋葉原。その秋葉原が今年から2006年にかけて、さらに新しい街へと変貌中だ。まず、秋葉原駅前の神田青果市場跡地の再開発が「秋葉原クロスフィールド」という名称となり、完成に向かっている。今年3月、駅に近いスペースに地上31階、地下2階の秋葉原ダイビルがオープン。ITの拠点として研究室やコンベンションホールなどを提供。1階と2階にはオシャレなカフェも併設されている。

さらに8月24日には「つくばエクスプレス」が開業。最高運転速度130キロ、筑波?秋葉原間を最速45分で結び、車内や駅構内での無線LANも設置されるという。こうしたインフラ整備により、筑波学園都市と首都圏とのアクセスがスムーズになり、産学の連携など、さまざまな分野で相乗効果が予想される。また、首都圏北東エリアの活性化のための起爆剤としても期待は大きい。

そして2006年春には、「秋葉原クロスフィールド」のもうひとつの目玉「秋葉原UDX」がオープン予定だ。地上22階、地下3階のこのビルは、新しい秋葉原の中核として位置付けられる。6階から22階まではオフィスフロアで、1フロアが約1400坪という国内最大規模を誇る。1階にはショールーム、2階、4階にはイベントスペースが設けられる予定。1?3階にはカフェやレストランも入るという。

オタクの聖地からITの聖地へ、変身を遂げようとしている秋葉原。だが、路上に並べられたジャンク品、バルク品だらけの雑居ビル、間口半間の店に細々とした電気パーツが並ぶラジオセンターなど、独特の猥雑さが失われてしまうのは悲しい。電気街という名を借りた都市の迷宮こそが、秋葉原の魅力だ。スタイリッシュか、サイバーパンクか。これからの秋葉原の行方を見守りたい。

著者: 瀧口千恵

 

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