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結果より過程重視

著者:マリリン・イライアス

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ニューヨークフィルハーモニーでソロ演奏をソロコンサート14歳だったリッチーホーリーは92人の若き音楽家達がオーディションに参加し、そのうちの9人がリンカーンセンターでソロ演奏するチャンスを得た。リッチー・ホーリーはその中の1人であった。

オーディションは、不安になったり、失敗を恐れたり、審査員に好印象を与えるようと必死になるものだが、ホーリーのコメントは「落ち着いて上手くやれた」ということだった。

「どれだけミスをするかなんて考えられなかった。そんな事を考えてたら集中できなかったよ。」「それに、演奏中は審査員の事も気にしてなかったと思う。審査員がいることも忘れてた。ただ音楽を演奏したかっただけかな。」と彼はコメントしている。

ホーリーは優勝した。しかし彼は勝つ事に集中していたわけではなく、ただ上手く演奏する事に集中していたからこそ優勝できたのである。

88年前、近代オリンピック創設者のピエール・クーベルタンは「オリンピックゲームで重要なことは勝つ事ではなく参加する事である。(参加することに意義がある) 」と言っている。また、「人生において重要なのは功績よりも努力。勝利したかどうかではなく戦ったかどうかにある。」とも言っている。

しばしば、このクーベルタンの言葉は甘い考えだと誤解されることもあるが、彼の考えは経験を積んだ人の方が人生における困難において勝利するという事をいっている。

これまで、ビジネスそして科学、スポーツ、芸術等の分野で活躍してきた人物、成功者達1500人を調査研究してきたチャールズ・ガーフィールド博士は、次のように言っている。「これまで多くの功績を残してきた人物に特徴的なのは、仕事自身に情熱、喜びを持っていることであり、競争や名誉、お金に関心がない事である。」

「彼らは成功する事に関心を持ってはいるが、自己啓発、自らの限界に挑戦する事に対する関心のほうが大きい」とも言っている。

成功者達に関して驚くべき事実のひとつは、彼らがどれだけ失敗してきたか、そしてそれらの事からどれだけ学んできたかという事である。「調査研究してきた1500人のうち、失敗は敗北を意味すると言った人物はいない。彼らは失敗は挫折である。と言っている」と博士は言う。

挫折に対する前向きな姿勢は成功を収めるのに必要不可欠である。と専門家達は言う。

最悪な事は、挫折した時にずっと落ち込み続けることである。サザンカリフォルニア大学の臨床心理学者ミルトン・ウォルピン氏は言っている。

ウォルピン氏は何が悪かったのかを注意深く分析する事が重要であるとし、これまで上手くいった事柄を見つけ出し、それらの事柄に対して自信を持つべきである言い、また、彼は目標を達成する為にこれまで成し遂げてきた事柄、ポジティブな事柄を日記に書きとめる事を推奨している。

心理学者ロレーン・ナデルマンは親は子供に対してゲームを通してチャンスとスキルの違いを教えるべきだという。

結果ではなく、ゲームを展開することに重きを置く事で実現可能な期待を持ち続けることができる。

「何か大きな成功を収める事は、人生に劇的な変化をもたらすと多くの人は考えている。」 そして、「けれど成功を収めた後に人生が以前と同じように落ち着いてしまうと、人々は落胆するのである。現実的でない望みを持ち過ぎないように。」とウォルピン氏は言っている。

訳:武田 明子

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